ボンボルディアに致命的ともいえる欠陥が
あった可能性がある。
特に問題となっていたのは、手動ドア装置の
メカニズムがうまく機能しなかったようである。
今回は、大惨事にならなかったのが一番の救い
だったと思う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070314-00000000-maip-soci&kz=soci
http://shuncolle.nifty.com/cs/trackback/shuncolle_trackback/893427
http://shuncolle.nifty.com/cs/trackback/shuncolle_trackback/10270
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特に問題となっていたのは、手動ドア装置の
メカニズムがうまく機能しなかったようである。
今回は、大惨事にならなかったのが一番の救い
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参考記事
全日空1603便(乗客乗員60人、ボンバルディアDHC8−Q400型)が高知空港で前脚が出ずに胴体着陸した事故で、事故機は緊急着陸用の脚格納ドアを開く装置が作動せず閉まったままだったことが13日、国土交通省などの調べで分かった。同省の航空・鉄道事故調査委員会は、手動でドアを開かせる装置に欠陥があった可能性があるとみて、高知県警と共同で機体を調べている。
手動装置は、操作ミスや不具合などが起きることを前提に障害を未然に防ぐ「フェイルセーフ」にあたるが、今回の事故では働かなかった。
国交省はまた、全日空グループと日本航空グループの同型機22機を含め、前脚周りの構造が酷似しているDHC8シリーズの他型機を合わせた計36機についても、前脚の作動状況を調べるよう求める耐空性改善通報(TCD)を出した。航空各社は目視点検を終えるまで飛行できず、14日の空のダイヤにも一部で影響が出そうだ。
国交省によると、事故機は、通常の着陸時は操縦席での操作によって油圧装置に電気信号を与えて脚格納ドアを開けたうえで、脚を下ろしている。万一、装置が働かない場合は、操縦席床下にあるハンドルを手動操作。ハンドルは金属製のケーブルで同ドアにつながっており、ハンドルを引っ張るとロック装置が解除されて同ドアが自重で開く。さらに引っ張ると脚が降りる仕組みだ。
今回の事故では、開かなかったのは前脚の格納ドアだけで、主脚の同ドアは油圧装置で作動。このため、事故機の油圧装置自体は問題なかったとみられる。全日空によると、機長が手動操作しても反応がなかったといい、ロック装置やケーブルなどに何らかの問題が起きた可能性がある。
前部非常口近くに搭乗していた大阪府箕面市の旅行会社経営、暮部(くれべ)修司さん(30)は着陸前に前脚格納部付近で異音を聞いており、「いつもはモーター音に続き、がちゃっとロックが外れるような音がするが、今日は何かが空回りするような音がしていた」と証言した。
全日空では4000飛行時間に1回、同ドアの作動試験をしていたが、事故機はまだ基準時間に達していなかった。
一方、TCDを受けたのは、全日空グループ(エアーセントラルとエアーニッポンネットワークの計18機)▽日航グループ(日本エアコミューターと琉球エアーコミューターの計14機)▽オリエンタルエアブリッジ(2機)▽天草エアライン(1機)−−の計6社。各社は、前脚装置の目視点検を経て運航しても、15日までに作動点検を行う必要がある。
TCDは一般的に機体の製造国の通報に基づいて出されるが、日本政府が独自に発出するのは極めて異例の措置だ。【長谷川豊、種市房子】
◇点検で5便欠航へ
耐空性改善通報(TCD)を受けた航空各社は13日夜までに装置の目視点検を終えたが、全日空は対象の18機について詳細な緊急点検を行う方針で、新潟−中部空港の全日空1810便など4便を欠航、8便については機種を変更して運航する予定。また日航は高知空港閉鎖に伴って1便を欠航とする。このほかの運航には影響しない見通し。
◇何度も上空旋回…緊迫の2時間
「燃料は残りあと10分。最悪の場合、胴体着陸です」。静まり返った機内に機長のアナウンスが響いた。13日発生した大阪(伊丹)発高知行き全日空1603便の胴体着陸事故。乗客の証言などから、機内の様子が明らかになった。「危ないんじゃないか」「腹をくくるしかない」。何度も何度も上空を旋回した緊迫の2時間を追った。
トラブルが発生したのは、離陸から約40分後の午前8時50分ごろ。高知・桂浜上空だった。「ノーズギア(前脚)がトラブルの可能性がある」。同機から空港管制塔に連絡が入った。「『ウイーン、ウイーン』という車輪を出そうとする音が繰り返し鳴っていた。まだ車輪が出ないのか、と不安になった」。乗客の大阪府茨木市、会社員、蔵所佳範さん(34)が話す。アルピニストの野口健さんの兄で同府吹田市に住む会社員、哲也さん(38)は「着陸できないんじゃないか、危ないんじゃないか、と思った」と打ち明けた。
操縦席では機長らが何度も手動で前脚を引き出そうと試みていた。しかし、前脚は出ない。9時17分と35分には、高度を150メートルにまで下げ、管制塔も前脚が出ていないことを確認。「衝撃を与えれば前脚が出るかもしれない。一度降りて、すぐに急上昇します」。機内放送で説明があった。10時半ごろ、滑走路に主脚を接地させて衝撃を加え、すぐに高度を上げる「タッチ・アンド・ゴー」を試みた。それでも前脚は出ない。兵庫県尼崎市の会社員、滝原勇さん(58)は自分の名刺の表裏にびっしりとトラブルの一部始終を書き残した。「(タッチ・アンド・ゴーの)衝撃はなかった。しかし、失敗したんだと思った」と滝原さん。あとは胴体着陸しかなかった。
10時40分、機長から高知空港に「着陸する」と連絡。滑走路は閉鎖され、万一に備えて消火剤がまかれた。
5分後、機長は機内放送で「燃料の残りがあと10分になりました。最悪の場合、胴体着陸します」「衝撃があるかもしれませんが、訓練を受けているので安心してください」と説明。冷静な口調だった。乗客56人の多くは男性のビジネスマンで、表面的には動揺は見られなかったという。「もう、腹をくくるしかないと思った」と蔵所さん。
胴体着陸の衝撃に備え、乗客は全員、前かがみの姿勢をとった。「あと5分で着陸します」「あと2分です」「1分前」。刻々と流れる機長のアナウンス。客室乗務員は「ボールペンや携帯電話は危ないのでポケットから出して下さい」「ネクタイを緩めて下さい」と呼び掛ける。30秒前。「歯を食いしばって下さい!」「おなかに力を入れて下さい!」「足に力を入れて下さい!」。もうマイクではなく肉声だった。
10時54分、機体は機首を滑走路にこすりつけ、火花を散らしながら数百メートル走って止まった。その瞬間、機内は歓喜の拍手に包まれた。野口さんが語る。「衝撃はあまり感じなかった。そりで滑っている感じだった」。「大丈夫だったんだ」。無事生還に喜びがはじけた。
全日空1603便(乗客乗員60人、ボンバルディアDHC8−Q400型)が高知空港で前脚が出ずに胴体着陸した事故で、事故機は緊急着陸用の脚格納ドアを開く装置が作動せず閉まったままだったことが13日、国土交通省などの調べで分かった。同省の航空・鉄道事故調査委員会は、手動でドアを開かせる装置に欠陥があった可能性があるとみて、高知県警と共同で機体を調べている。
手動装置は、操作ミスや不具合などが起きることを前提に障害を未然に防ぐ「フェイルセーフ」にあたるが、今回の事故では働かなかった。
国交省はまた、全日空グループと日本航空グループの同型機22機を含め、前脚周りの構造が酷似しているDHC8シリーズの他型機を合わせた計36機についても、前脚の作動状況を調べるよう求める耐空性改善通報(TCD)を出した。航空各社は目視点検を終えるまで飛行できず、14日の空のダイヤにも一部で影響が出そうだ。
国交省によると、事故機は、通常の着陸時は操縦席での操作によって油圧装置に電気信号を与えて脚格納ドアを開けたうえで、脚を下ろしている。万一、装置が働かない場合は、操縦席床下にあるハンドルを手動操作。ハンドルは金属製のケーブルで同ドアにつながっており、ハンドルを引っ張るとロック装置が解除されて同ドアが自重で開く。さらに引っ張ると脚が降りる仕組みだ。
今回の事故では、開かなかったのは前脚の格納ドアだけで、主脚の同ドアは油圧装置で作動。このため、事故機の油圧装置自体は問題なかったとみられる。全日空によると、機長が手動操作しても反応がなかったといい、ロック装置やケーブルなどに何らかの問題が起きた可能性がある。
前部非常口近くに搭乗していた大阪府箕面市の旅行会社経営、暮部(くれべ)修司さん(30)は着陸前に前脚格納部付近で異音を聞いており、「いつもはモーター音に続き、がちゃっとロックが外れるような音がするが、今日は何かが空回りするような音がしていた」と証言した。
全日空では4000飛行時間に1回、同ドアの作動試験をしていたが、事故機はまだ基準時間に達していなかった。
一方、TCDを受けたのは、全日空グループ(エアーセントラルとエアーニッポンネットワークの計18機)▽日航グループ(日本エアコミューターと琉球エアーコミューターの計14機)▽オリエンタルエアブリッジ(2機)▽天草エアライン(1機)−−の計6社。各社は、前脚装置の目視点検を経て運航しても、15日までに作動点検を行う必要がある。
TCDは一般的に機体の製造国の通報に基づいて出されるが、日本政府が独自に発出するのは極めて異例の措置だ。【長谷川豊、種市房子】
◇点検で5便欠航へ
耐空性改善通報(TCD)を受けた航空各社は13日夜までに装置の目視点検を終えたが、全日空は対象の18機について詳細な緊急点検を行う方針で、新潟−中部空港の全日空1810便など4便を欠航、8便については機種を変更して運航する予定。また日航は高知空港閉鎖に伴って1便を欠航とする。このほかの運航には影響しない見通し。
◇何度も上空旋回…緊迫の2時間
「燃料は残りあと10分。最悪の場合、胴体着陸です」。静まり返った機内に機長のアナウンスが響いた。13日発生した大阪(伊丹)発高知行き全日空1603便の胴体着陸事故。乗客の証言などから、機内の様子が明らかになった。「危ないんじゃないか」「腹をくくるしかない」。何度も何度も上空を旋回した緊迫の2時間を追った。
トラブルが発生したのは、離陸から約40分後の午前8時50分ごろ。高知・桂浜上空だった。「ノーズギア(前脚)がトラブルの可能性がある」。同機から空港管制塔に連絡が入った。「『ウイーン、ウイーン』という車輪を出そうとする音が繰り返し鳴っていた。まだ車輪が出ないのか、と不安になった」。乗客の大阪府茨木市、会社員、蔵所佳範さん(34)が話す。アルピニストの野口健さんの兄で同府吹田市に住む会社員、哲也さん(38)は「着陸できないんじゃないか、危ないんじゃないか、と思った」と打ち明けた。
操縦席では機長らが何度も手動で前脚を引き出そうと試みていた。しかし、前脚は出ない。9時17分と35分には、高度を150メートルにまで下げ、管制塔も前脚が出ていないことを確認。「衝撃を与えれば前脚が出るかもしれない。一度降りて、すぐに急上昇します」。機内放送で説明があった。10時半ごろ、滑走路に主脚を接地させて衝撃を加え、すぐに高度を上げる「タッチ・アンド・ゴー」を試みた。それでも前脚は出ない。兵庫県尼崎市の会社員、滝原勇さん(58)は自分の名刺の表裏にびっしりとトラブルの一部始終を書き残した。「(タッチ・アンド・ゴーの)衝撃はなかった。しかし、失敗したんだと思った」と滝原さん。あとは胴体着陸しかなかった。
10時40分、機長から高知空港に「着陸する」と連絡。滑走路は閉鎖され、万一に備えて消火剤がまかれた。
5分後、機長は機内放送で「燃料の残りがあと10分になりました。最悪の場合、胴体着陸します」「衝撃があるかもしれませんが、訓練を受けているので安心してください」と説明。冷静な口調だった。乗客56人の多くは男性のビジネスマンで、表面的には動揺は見られなかったという。「もう、腹をくくるしかないと思った」と蔵所さん。
胴体着陸の衝撃に備え、乗客は全員、前かがみの姿勢をとった。「あと5分で着陸します」「あと2分です」「1分前」。刻々と流れる機長のアナウンス。客室乗務員は「ボールペンや携帯電話は危ないのでポケットから出して下さい」「ネクタイを緩めて下さい」と呼び掛ける。30秒前。「歯を食いしばって下さい!」「おなかに力を入れて下さい!」「足に力を入れて下さい!」。もうマイクではなく肉声だった。
10時54分、機体は機首を滑走路にこすりつけ、火花を散らしながら数百メートル走って止まった。その瞬間、機内は歓喜の拍手に包まれた。野口さんが語る。「衝撃はあまり感じなかった。そりで滑っている感じだった」。「大丈夫だったんだ」。無事生還に喜びがはじけた。
